年末恒例！2024年 しくじり銘柄発表会！！

もう2024年も最後になりました、早いものです。

今年もたくさんの失敗と成功・・・いや成功はあんまりなかったな（泣

ということで、しくじり銘柄発表会でもしましょうか。

しくじり銘柄選定のざっくり基準

• 実際に持っていた、ほぼ買う直前だった銘柄
• 自分がしくじったと思う銘柄
• 損切した銘柄というより、利益を逃したと感じる銘柄

このような基準で選んでランキングしてるので、ぶっちゃけ「たられば」の話が中心になります。「たられば」なんて投資では御法度・・・とは言わないまでも、あまり考えない方がいい話ではありますが、個人的な備忘録も兼ねて、今回記事としました。

それではいってみましょう！

2024年　しくじり銘柄ランキング！

・1位　【PLTR】パランティア・テクノロジーズ

この2024年、私がもっとも❝しくじった❞と感じるのが、パランティア・テクノロジーズ。

私もズボラな人間で、どれくらいでエントリーしてたかは詳しく覚えていないが、とりあえず利確で手じまいはしている。

なぜこの銘柄をもっていたかは、パランティアの創業者でもあるピーター・ティールの著書「ZERO to ONE」で知ったことがきっかけ。

「同じペイパル・マフィアと言われるイーロン・マスクのテスラが、あれだけ株価上昇していて、ティールの会社はまだこの程度の株価で収まるわけないでしょ！」

という、いささか軽い感じで考えていたものの、

「世界の防衛・諜報機関、災害救援組織、企業などに、データ・意思決定・運用を大規模に効果的に統合するソフトウェアを提供する。」（株探米国版の概要より）

という面から、「中国との軋轢が増す可能性高い状態で、防衛に関する情報を統合する技術をもつ、この企業の需要は今後増えるはず。AI関連でもあるしね」と感じて、投資を決定した。

ちょうどそのころドル建ての資金を入れる銘柄を探していたのもあって、ちょうどよかった。

ただ、その後ビットコインの上昇が期待される中、ビットコインマイニング株に浮気してしまし、微益撤退。ビットコインが伸び悩む中、マイニング株損切。日銀の利上げがほぼ確実視されるなか、その頃は円高ドル安に進行すると思ったので、結果的にドル建て資金を円に換えることを決断。

結果的に、パランティア・テクノロジーは私が実際持っていた段階からみても、3倍以上に上昇して、極めつけは現状まだまだ円安状態（とはいっても、Jブラマンの時は円高にはなっていたわけですが）。

様々な、自分勝手な予想がはずれて、2024年最大のしくじり銘柄として個人的には1位に選出しました。

・2位　【7003】三井E&S

(とりあえずラインはご愛敬ということで）
年初くらいから業績回復の風を感じており、おそらく24年3月期第3四半期前にエントリーしようか迷っていた中、結果的にエントリーせずに2/15、前日の決算を受け急騰。悔しい思いをしていた。

その後の2/22、忘れもしない午前中仕事が比較的時間があり、ちょうど押し目の雰囲気を感じていた中で、ここでエントリーするか？とまたもや悩んだまま、結局エントリーせず。

しかしその午後、米国子会社の港湾クレーン云々の材料が出て急騰ストップ高。またもエントリーできず。

なんというか「買いたい時が買い時」を思い知った銘柄だった。
ただまぁ、人気化による急騰しすぎでの、深い調整がはいった銘柄であるため、そんな理想的なタイミングで売れたわけもないと思うので、やはり株って難しいね。

ちなみに調整中にエントリーし、最近やっとプラ転した。

・3位　【2970】グッドライフカンパニー

（週足です）
この銘柄は、2023年にエントリーしており、この頃「新高値ブレイク投資」に注目していたのもあって、ここがブレイクポイントだ！と思ってエントリー。

注目した理由は、シリコンアイランド関連で、九州に投資が集まっている事、また不動産系の好調もあり、正直「勝ち確」くらいに思ってエントリーした銘柄だった。

しかし2023年は夏枯れ後も、下がり続けるような相場であり、結果1400円くらいになってもう我慢できず損切した。

ただ、IRの月次概況で着工や完工が増えているのも確認していた為、もう一度機を見てエントリーしようと思っていた。

しかし、この銘柄。第1四半期と第3四半期に利益が集中するという特徴があり（IRでもそれは言っている）、23年12月期、2月の本決算では来季予想も保守的な可能性もあるし、上昇しないと踏んでいた。

だが、結果は決算前から上昇し始め、決算後上昇したものの一旦落ちて、予想通りかとおもっていたところそのまま上昇。

私が2023年にエントリーしたところからみても2倍以上に跳ね上がる上昇を見せ、非常に悔しい思いをしたと同時に、「株価に織り込まれる」という現象をものすごく実感した銘柄だった。

（ちなみにだが、今見てみたら、三井E&Sと同じで上昇の勢いが強かったせいか、調整が深く長い銘柄ではあるのだが、斜めのトレンドラインをブレイクしそうなポイントに来ている。業績も順調だしブレイクできれば再上昇あるかもしれないが、不動産市況がちょっと頭打ちになってきたニュースもみるし、不動産銘柄は日銀利上げの影響もでるからどうなるかなぁ。）

・4位　【3696】セレス

主にビットコイン関連銘柄としてのエントリー。ビットコインの半減期があった4月前後から、1800円前後で抵抗ラインがあると判断して、そこをブレイクしてる時にエントリーしておりほぼ1800円で持っていたはず。
（今チャートみながら考えると、なんてとこでエントリーしてんだってツッコミ入れたくなるな・・・）

しかし、ビットコインは半減期後上昇したものの、しばらくは調整期間が続き、それに伴いセレスも調整するような形に。ビットコインの動きに連動することも多く、ビットコインも調整中に大きめの下落をしたりもしたので、一度、ビットコインが下落したときに、つられて下落すると思い損切した。それが5/1だった。

なぜズボラな私がメモも取っていないのに、その日をはっきり覚えているのか。

それは次の日5/2に上方修正入ったから。

（今見るとエントリーポイントもそうだが）自分自身の下手さに泣いた。その前に三井E&Sのこともあったため、本当にショックだった。

そして現在、私がエントリーした1800円から見ても（一時的ではあるものの）2倍になる上昇を見せている。どこまで私を苦しめるのかｗ

（とはいえ、上方修正後は上がり続けたわけではないし、そのまま持ち続けていてもJブラマン踏んで大きく損をしていた上、その状態で持ち続けられたかも怪しい。結果オーライとは言えないが、まぁ仕方ないかエントリーの仕方も悪かったしね。ということで4位）

・5位　【9508】九州電力

こちらは実際はエントリーしていない九州電力。

2024年からの日銀利上げ思惑の円高や、データセンターなどの電力需要の増大を予想しており、またグッドライフカンパニーと同じく、投資の集中している九州の電力会社なら伸びやすいだろうと考え、2024年の年始からエントリーしようかなと思っていた。

しかしそこへ、2024/1/1に能登半島地震が起きる。しかもその後しばらく日本全国で地震が頻発していたため（たしか九州の方でも震度5くらいのがあったはず）、ついに南海トラフ地震が起きるのか？といった感じに。

さらに九州電力は唯一、原発が動いている電力会社だったこともあり・・・いやぁ・・・エントリーできなかった。上昇していく中、リスクを考えるとどうしても手を出せなかった銘柄。

実際はエントリーしていないこと、また、実際年始からエントリーしていたとしても、ギリギリ2倍になってなかったし、持ってたとしても2024年5月のてっぺんで売れていたとも思えないので5位。

総括

結果的に❝エントリーポイント❞というものを、物凄く意識させられる1年だった。

このしくじり銘柄に選定していない、単純に損切になってしまっただけの失敗銘柄もいくつかあるが、後で見直すとやっぱり「エントリーポイントが悪い」という面が、大きな要因であることが多かった。

途中で挙げている、新高値ブレイク銘柄ないし、（直近の）高値ブレイク銘柄と思ってエントリーした銘柄は、ブレイクするまでのレンジ底値がはっきりしており、そこで入っていれば・・・とは思うものの、実際そのタイミングになると「下にブレイクするんじゃないか？」と思ってビビッて入れないんですよねぇ(笑)。この間も「三越伊勢丹ＨＤここ底値で年末ラリーであがるやろ！」とか思っていたが、結局は底値エントリーが怖くてできないまま上昇してしまった。

そして、高値ブレイク銘柄が～とは言っているものの、実際ブレイクした！と判断するタイミングが難しく、高値ブレイクしそうで注目していたが、結果的に投資銘柄からはずしたため、今回の選考にいれなかったラウンドワンなんかも結局上昇した。

上昇の要因となるファンダメンタルのいい銘柄を選べている気はするのだが（実際ここに挙げているのも上昇はした銘柄たしね）、どこでエントリーするかというのを間違え続けた1年だった。

ただそれでも最後に、古河電工で初めて自分の力で（と少なくとも自分は自信を持って言える）2倍株をとれたのは、大きな一歩だったと思う。

蛇足

いやー、しかし私より（少なくとも聞いてる限りは）全然勉強してない友人とかが、「住石で数百万含み益があった」とか「メタプラネット3～4バガーとってる」とか聞いてたら、もう自信なくすよね。